美大や芸大に合格するためには、まず目標を定めなくてはいけません。自分が学びたいことを学べる大学を探し、さらに世間の評判や学費などを比較しながら志望校を決めましょう。目標が定まったら、美大・芸大受験に向けて美術予備校に通って腕を磨くことをおすすめします。
本記事では、美大や芸大の探し方・大学を決めるためにいつから動くべきなのか、さらに美術予備校で行われているコンクールの目的や色彩構成について紹介します。
>> 大阪で美大予備校をお探しの方へ「礒貝文子絵画教室 天王寺美術学院」の詳細はこちら
目次
美大や芸大への合格を目指している人の多くは美術予備校に通います。しかし、美術予備校に通うことと同様に重要なのは、自分が目指す大学を決めることです。志望校が決まると目標が明確になり、より合格に向けた道のりがわかりやすくなるでしょう。
ここでは美大や芸大の探し方、大学を決めるためにいつから動くのがおすすめなのかを紹介します。
美大や芸大を目指す場合に限らず、大学への進学をする場合は志望校を決めなくてはいけません。学びたい内容が学べるか、評判はいいか、学費は支払うことができるかなどで総合的に判断する必要があります。
では、実際に大学を決めるためにいつから動き始めたらいいのか、社会人ではなく現役学生の場合で考えていきましょう。志望校はできる限り早く決めるのが理想的ですが、あまりに早すぎると少ない情報で決めなくてはならず、実際に受験が近づいてから志望校を変更するという事態にもなりかねません。
早く決めるのが理想的とはいえ、高1の段階で決めるのはまだ早すぎるでしょう。高校1年生の段階では、まだ大学・学部の情報があまりありません。まずは自分の中で何が学びたいのか、そしてどんな仕事に就きたいのかといったイメージを持っておくことをおすすめします。
また、高1の段階で得意科目を作っておくと、それが自信につながって受験勉強の意欲を上げてくれるはずです。1年生は比較的時間に余裕があるので、その時だからこそできる準備をしておくと良いでしょう。
ただし親には美大や芸大を志望であることだけは伝えておき、学費の相談などをしておくと安心です。
高2になったら、いよいよ志望校を決める時期です。いつから動き始めればいいのか悩んだときは、高2の夏休み前までを目安として志望校を決められるようにしましょう。自分が良さそうだと思った大学の評判をチェックしつつ、高2の夏休みからは具体的に合格に向けた勉強を始めることをおすすめします。
志望校を決める段階で出遅れてしまうと、大学合格に向けた意欲が湧きづらく、結果として合格率がダウンする可能性が高いです。みんなが受験に向けて勉強しているときに志望校選定に時間を割かなくてはならないので、なかなか勉強に身が入りません。
結果として不合格になり、社会人になって働きながら予備校に通い、また美大・芸大を目指す…となる可能性もあります。高2の夏から本格的にスタートする受験勉強に向け、志望校を確定させましょう。
志望校が決まったら、目標を立てましょう。まずは志望する美大・芸大でどんな試験が行われるのかを把握し、それに向けて対策を立てる必要があります。また美大や芸大は実技もあるので、技術力を高めるために予備校に通うことも大切です。
目標があると受験に対するモチベーションが高まるでしょう。ただし、あまりに大きな目標を立てるとクリアできずにモチベーションダウンにつながるため、要注意です。小さな目標を立てて少しずつクリアしていくようにすると、合格までの道のりも明確になります。
美大・芸大を志望したいけれど、どうやって志望校を決めたらいいのかわからない、どんなタイプの美大・芸大が自分に合っているのか、自分が学びたいことが学べるのかがわからない、学費に関して不安があるというときは、まず徹底的に大学について調べましょう。
どのように美大・芸大を探したら良いのか、おすすめの探し方を紹介します。
美大や芸大を目指して予備校に通うようになると、自分には何が向いているのかを理解してくれる予備校の先生がいます。先生に大学の特徴や評判を聞いて自分に向いていそうな芸大や美大を見つけることもできますが、可能な限り自分で吟味して決めましょう。美大や芸大でしっかりと自分を表現するためには、自分で決める力である「自己決定力」が重要です。
美大・芸大の情報収集は以下の方法がおすすめです。
・インターネットで大学のホームページを見る
まずは情報収集の基本ともいえるホームページを確認し、自分が学びたいことが学べる大学かどうかをチェックすることをおすすめします。
インターネットが普及する前は、大学入試の詳細はその大学を卒業した講師がいる予備校でしかわかりませんでした。しかし現在では、学べる内容はもちろん入試の情報のホームページで公開されています。
先生の意見や世間での評判をチェックしながら、自分でも積極的に情報を集めましょう。
・大学で開催される入試説明会やオープンキャンパスに行く
入試説明会やオープンキャンパスに参加することで、実際の大学の雰囲気を肌で感じられます。大学に対しての興味や関心が高まり、志望校に対しての気持ちを盛り上げることにも役立つでしょう。
実際にスタッフや通っている学生の話を聞く機会があれば、インターネットでは集めることのできない貴重な情報が収集できます。
・予備校の先生と高校の美術の先生の進路指導を受ける
美大や芸大の受験のプロである予備校の先生からの意見は、とても大切です。実際に自分自身も受験勉強に取り組み、合格して美大・芸大で大学生活を送り、卒業してから社会で活動しています。その経験を踏まえた意見が聞けるでしょう。
また、高校の美術の先生は予備校の先生とは異なり、高校の先生として正しい進路の決め方や大学生活の送り方などを指導してくれます。
どちらの意見も、貴重な意見です。先生たちの意見も参考にしながら、自分自身の進路を決めるために役立てましょう。
・先輩や知人から話を聞く
予備校の先生や高校の美術の先生以外にも、知人や先輩で美大・芸大のことを知っている、通っていた、受験したという人には積極的に話を聞きましょう。先生とはまた違った立場から、様々なことを教えてくれるはずです。
特に高校の先輩であり現役の学生なら、学生の目線からより貴重な情報が得られるかもしれません。
美大や芸大への合格を目指す人のほとんどは、美術予備校に通います。美術予備校には美大や芸大を目指す現役学生・社会人が通っており、講師に実技を習うだけでなく、定期的にコンクールを行って自分の現状を見つめ直す機会も設けられているのが特徴です。
ここでは美術予備校で行われているコンクールの内容、さらに美大や芸大合格に必須の知識である色彩学を紹介します。
美術予備校では、定期的にコンクールを開催し、点数による順位付けを行います。受験当日に向けた実戦的な練習としても、コンクールによる順位付けとはどのようなものなのか、どのような意味を持つのかを見ていきましょう。
美術予備校ではない一般的な予備校では、センター試験に向けて定期的に模試が行われます。それと同じように実技試験を想定して行われるのが順位付けです。
本番の試験と同様に制限時間が設定され、講師によって得点が付けられます。生徒たちは現役学生・社会人など関係なく、点数順に並べられた作品の中から自分の作品が何番だったか、以前よりも上がったのか下がったのかを判断することになるのです。
講師は1位の作品から順番に講評を行っていくので、他の生徒の作品の良かった点、悪かった点なども一緒に聞くことができます。
コンクールでは作品ごとに順位付けされ、全員の前で時には厳しい言葉をもらうこともあります。点数を付けられることに対して抵抗があるという人も多いでしょう。
しかし、順位付けはデッサン力が鍛えられる絶好のチャンスです。基礎的なデッサン力がつかなければ、そもそも美大や芸大には合格できません。また運よく受かったとしても、入学後のハイレベルな授業についていくのが難しくなるでしょう。
美術予備校では「〇〇大は〇点以上」というように目標ラインを生徒に伝えながらコンクールの結果発表をするケースもあります。
美術予備校では、色彩についても学びます。
色の3属性は以下の通りです。
・色相
色相とは、赤・青・黄といった色の種類のことです。日常で使っている「色」は、基本的に色相による捉え方となっています。暖色系・寒色系、同系色などの言い方も、主に色相に関連した概念です。
・明度
明度は、色の明るさ・暗さです。赤・青など色の種類は基本的に関係せず、全ての色を白と黒に置き換えた場合、その色が持っている白さ・黒さによって色を捉えます。この色は明度が高い、あの色は明度が低い、というような言い方をするのが一般的です。
そもそも人は、まず明度差によって形や質を感じ取ります。鉛筆デッサンやモノクロ写真を見ても、物の形や質が認識できることからもわかるように、画面構成の7割は、明度のコントロールで成り立っているのです。
・彩度
彩度は、色の鮮やかさのことです。派手・地味などという概念は彩度に関連しています。色は複数を混ぜ合わせるほどに彩度が下がっていく、という特徴があります。そして最終的には無彩色になるのです。彩度は低い方が画面をまとめやすいですが、色彩の効果を考える場合は混色を控えたほうが良いでしょう。
色彩構成とは、形・バランスを見ながら色彩を組み合わせて仕上げることです。デザインはアイデアやイメージを見る人にわかりやすく伝えることが基本とされています。
色彩構成は、色彩感覚とセンスが重要です。しかし生まれながらにして色彩感覚とセンスがある、という人は多くありません。後天的に色彩感覚やセンスを磨くために、色の使い方を学びながらトレーニングを繰り返し、そして美大受験を突破する必要があるのです。
美しい配色バランスがわからないというときは、黄金比で考えてみましょう。ベースカラーは50、メインカラーが25、アクセントカラーが5の割合を基本比率とすると、まとまった仕上がりになります。
美大や芸大は、現役学生だけでなく社会人になってからも入学したいと腕を磨き続ける人が多く、入学へのハードルはとても高いです。当然ながら学費も高いので、強い思いを抱く人が多く集まります。
志望校が定まらないままでいると、なかなかモチベーションが上がらず合格率がダウンしてしまうでしょう。そのため、まずはどの大学に入学したいのかを決め、目標に向かって美術予備校で学ぶ必要があります。
まずは大学を決めるためにいつから動くべきか、そしてどのように探すべきかを知り、明確な目標を定めましょう。そして美術予備校に通い、しっかりと腕を磨いて受験に備えることが大切です。
大阪の礒貝文子絵画教室では、美大・芸大受験のサポートをいたします。美大・芸大への合格を目指す学生はもちろん社会人も多く通っており、関西では高い評判を得ている予備校です。美大・芸大の合格を目指しているという人、まずは学費を知りたいという人、いつから通い始めるべきか相談したいという人はお気軽にお問い合わせください。
名前 | 礒貝文子絵画教室/大阪美術予備校 |
---|---|
住所 | 〒592-0014 大阪府高石市綾園1丁目5−8 |
TEL | 080-6183-5082 |
FAX | 072-262-8763 |
isogaikaigakyousitu@gmail.com | |
URL | https://www.isogaiayakokaigakyoushitsu.com |