美大に入るためには実技が重要…と考える人が多いですが、実は学科もきちんとできていないと合格できません。特に関東や近畿などの地域問わず、国公立の美大を目指す場合は学科の勉強もしっかりと行う必要があります。受験当日まで、学科も実技もしっかりと学んで自分に自信を身につけ、本番に挑みましょう。
本記事では美大の受験対策や初心者におすすめの勉強方法、そして美大受験に必須のデッサン勉強の仕方を、近畿の美大受験をサポートする礒貝文子絵画教室が紹介します。礒貝文子絵画教室では美大受験に向けた授業だけでなく、デジタル時代に対応するためのプログラミングクラスも開講しています。
>> 大阪で美大予備校をお探しの方へ「礒貝文子絵画教室 天王寺美術学院」の詳細はこちら
目次
美大に入学できる人は、才能がありきちんと努力を積み重ねてきた人のみです。いきなり美術を学び始めた初心者ではまず合格が難しいでしょう。とはいえ、最初は誰もが初心者です。コツコツと合格に向けて歩みを進められた人だけが、入学の切符を手にすることができます。
美大の受験を考えているけれど、実際はどのような受験内容なのだろうと不安を感じている人も多いはずです。ここでは美大受験を突破するために知っておきたい対策や初心者にもおすすめの勉強法を紹介します。
関東・東海・近畿など各地方に美大はありますが、どの美大も合格するのが難しい、というイメージがあります。では実際に美大受験とはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
美大では試験で実技があります。そのため実技ができればいいと考えている人も多いのですが、実技の力だけで美大の合否が決まるのは、私立大学のAO入試や推薦入試の場合です。
国公立大学の場合は、学力も問われます。特にランキングで上位の美大では、学科と実技の配点は4:6、もしくは5:5ほどとなっており、想像以上に学科の配点割合は高いです。
各美大によって採点基準は異なるとはいえ、それでも学科の比重は大きいと考えておきましょう。
美大の合格を目指すとなると、つい実技に時間を割きがちです。ある程度の学力がすでにある、というのであれば実技を優先させてもいいのですが、まだどちらもあまり自信がない…という場合は同等の時間をかけるようにしましょう。
毎日一定の時間で勉強ができればいいのですが、美術予備校に通うとなると実技練習をする日はなかなか学科の勉強ができません。しかし、全く学科の勉強をしない日を作ると感覚が鈍るため、少ない時間でも毎日学科の勉強をする時間を確保しましょう。
また、美大のデザインコースなどではプログラミングの知識が求められます。大学入学後であってもプログラミングを学ぶ機会はありますが、事前にプログラミングの基礎を学んでおくと、その後の理解が深まるでしょう。
礒貝文子絵画教室ではデッサンだけでなく、プログラミングクラスも開講しています。プログラミングをとおして、デジタル媒体のクリエイティビティが高まります。
美大受験を突破するコツは以下の通りです。
不安な気持ちを解消するコツを3つに分けて紹介しましょう。
・場に慣れる
場に慣れることは、受験当日の緊張感を和らげるためにとても大切です。志望校には一度は足を運んでおきましょう。見慣れてしまうほど足を運べば、当日はリラックスした気持ちで試験に挑めます。また、模擬試験などを繰り返し受けることでも、自然と不安は薄れてくるでしょう。
・成功体験をできるだけ積み重ねる
美大の合格がとても遠く険しい道のりに感じても、歩みを進めていくことによってゴールは見えてくるものです。しかし、それを自分で実感できないと、途中で不安になってゴールを目指せなくなってしまいます。
自分はこれだけできる、こんなにも変わった、というような成功体験を積み重ねていきましょう。成果はできる限り「見える化」することをおすすめします。
・過去問や予備校などを活用する
過去問は、過去に受験生が作った優秀作品が大学側から紹介されます。過去問は大学がいいと判断したものなので、それをマスターすることで大学が求める生徒に一歩近づくことができるのです。予備校などでコツを教えてもらうことがあれば、ノートにまとめ、忘れないように何度も繰り返して読みましょう。
受験のための目標を明確にすると、より合格につながりやすくなります。
・受験準備は早めに始める
受験の準備は、できる限り早めに始めることをおすすめします。美大受験と聞くと浪人して合格を目指すというイメージがありますが、浪人しないと合格できないわけではありません。実際に現役合格している人もたくさんいます。
受験の準備を始めるのが遅くなればなるほど、浪人しなくてはならない可能性が高まるのです。早くからしっかり準備をしておけば、学校生活と両立しながら美大を目指すことができます。大学によって入試制度が異なるため、早い段階で再額を絞り込んで対策を進めていきましょう。
・将来を見据えた進路を定める
受験対策を早めにするためには、まず自分がどの美大に通いたいのかを決めなくてはいけません。デザイン・日本画・工芸などの中から、自分に合っているコースや志望する方向性を決めましょう。将来自分が何になりたいかを考えると、進むべき美大・学科が見えてくるはずです。
美大受験で大切なことが実技対策です。
・問題の条件・設定を確認する
近年の実技試験の問題文には、条件や設定が設けられています。きちんと確認して取り組まないと、出題意図と異なる作品を提出することになりかねません。
そもそも条件や設定が守られていないと、どれだけ作品が上手くても原点対称になってしまいます。凡ミスによる減点を避けるために、問題文をよく読んで条件・設定をしっかり確認しましょう。
・自分の発想を表現する
実技試験では「モチーフをデッサンしなさい」というシンプルな出題が意外と多いです。しかし自分が見ている場所から見える通りに描いてしまうと、合格は難しいでしょう。実技試験では、受験者の観察力や基礎デッサン力、描写力などを見ています。自分なりの発想を広げ、描いて表現する力が必要です。
デッサンは、美術の基礎です。上手・下手で判断しがちですが、それ以上に大切なのは、自分が見たものを自分なりに表現できるかどうかです。ここでは、美大受験に欠かせないデッサンの勉強法と楽しむ方法を紹介します。
デッサン力は1日サボると腕が衰えていきます。初心者も経験者も関係なく、美大の入学を目指すならとにかく基礎練習を繰り返し行いましょう。
ここではおすすめの勉強法と対策を見ていきます。
モチーフの立体感や質感、雰囲気などを鉛筆の濃淡だけで表現できなければなりません。基礎的な道具の特性は、感性で身につけられるのが理想的です。
例えば鉛筆なら、絵の部分ごとにどの鉛筆を用いるべきか、すぐに判断できることが望ましいでしょう。また、鉛筆を入れない部分も頭に入れながら描いていくことも大切です。紙の扱い方や消しゴムの使い方がマスターできれば、よりきれいな画面が表現できます。
線や文字は絵の基礎です。描く際に使えそうな線を何度も練習しましょう。また、実技試験では対象物の表面に文字が書かれているものもあるので、線だけでなく文字も学んでおくことをおすすめします。
描くことは自分でもできるから、独学で描き続ければ上達するのでは…と考える人もいます。しかし、美大受験までの時間は限られており、独学で学ぶには限界があるでしょう。
やはり技術力を高めるためには、美術予備校に通うことをおすすめします。
デッサンに対して苦手意識を持っている人は意外と多いです。美大受験では必須ともいえるデッサンですが、苦手意識があるとなかなか上達しません。苦手意識のある人に向けて、楽しむためのアイデアを紹介します。
描くのがつらくてやめてしまいたいと思ったとしても、とにかく諦めないようにしましょう。自分で自分を追い詰めてしまうと、描くこと自体が嫌になってしまいます。一度肩に入った力を緩めて、気楽に考えてみてください。描きたいという気持ちが蘇ってくるはずです。
参考書や予備校の講師からの意見で頭でっかちとなり、技法にばかりこだわっていると描くことが楽しめなくなります。人の意見や参考書のルールはいったん置いて、自由に描いてみてください。自由に描いているうちに、本来のあるべき思考が育ちます。
作品を作ろうと思うと、とにかく上手に描かなくてはいけない、という気持ちになってしまいます。しかし、そもそもデッサンは、作品ではなく自分が観察しながら理解したことを再構築し、それを表現するものです。
絵の上手・下手ではなく、絵を見る人に何を伝えたいかを考えて描くといいでしょう。
与えられた課題・モチーフだと、描かなければいけないという思いが強くなります。まずは自分が描きたいと思うものを探してみましょう。散歩・ショッピングに出かけた描きたいものが見つかれば、楽しみながら描くことができます。
美大受験で無事に合格を勝ち取るためには、少しでも早く勉強を始めることが大切です。しかし美大は学科と実技の試験があるため、どちらもバランスよく勉強をして知識と技術を身に着ける必要があります。描く力をつけるためにはコツコツと描き続けることも大切ですが、描くことが義務になってしまうとモチベーションが上がらず、結果が伴わないという問題も発生しやすいです。
美大受験のために、今何をするべきかをきちんと自分で把握しましょう。そしてゴールに向かって息切れしないように、ペースを調整しながら勉強を進めていくことをおすすめします。
近畿地方・大阪にある礒貝文子絵画教室では、近畿の美大を中心として合格に向けてのサポートを行っています。近畿にある美大を目指したい、初心者だけど美大合格に向けた対策・勉強法を指導してもらいとお考えの方は、ぜひ礒貝文子絵画教室にご相談ください。
名前 | 礒貝文子絵画教室/大阪美術予備校 |
---|---|
住所 | 〒592-0014 大阪府高石市綾園1丁目5−8 |
TEL | 080-6183-5082 |
FAX | 072-262-8763 |
isogaikaigakyousitu@gmail.com | |
URL | https://www.isogaiayakokaigakyoushitsu.com |