美大受験は、複雑な入試制度や専門性の高い実技対策・勉強法など、多くの不安がつきもの。合格には、試験内容の理解と効率的な勉強計画が必須です。
この記事では、デッサン・色彩構成・立体構成といった主要な実技試験対策はもちろん、日々のスケジュール管理やモチベーション維持のコツまで具体的な方法を紹介します。
さらに、絵画教室に通うメリットや、周りの受験生と差をつけるポートフォリオ作成術まで網羅しています。
この記事を読めば、合格へ近づくための道筋が見えてくるはずです。ぜひ最後まで読んで、美大受験を成功させましょう。
デッサンは美大受験の基礎であり、多くの美大で重要視されています。鉛筆でモチーフの形や光と影を正確に捉え、白黒の濃淡で表現する力を養うことが重要です。
基礎力アップには、以下の3点を意識しましょう。
ポイント | 内容 |
---|---|
正確な観察 | モチーフの形や大きさ、位置関係・陰影などをじっくり観察する |
構造把握 | モチーフを単純な形で分解し、組み合わせを把握して立体的に捉える |
描写力向上 | 鉛筆の濃淡やタッチを駆使し、質感や量感、空間を表現する |
これらのポイントを意識し、さまざまなモチーフを繰り返しデッサンすることで、観察力、描写力、表現力を高められます。
色彩構成は、与えられたテーマや条件に基づいて、色面や形を配置し、美しい画面を構成する試験です。色彩の基礎力とは、以下の3つの要素を理解し、コントロールする力のことです。
要素 | 説明 |
---|---|
色相 | 色の種類(たとえば赤や青・黄など) |
明度 | 色の明るさ |
彩度 | 色の鮮やかさ |
とくに、明度のコントロールは色彩構成において大切です。明度とは色の明るさの度合いのことで、明度差を意識することで、画面に奥行きや立体感を出せます。
明度をコントロールする練習として、色見本作りや溝引きが有効です。
色見本作りはさまざまな色を明度順に並べることで色の明度を正確に把握する訓練になります。溝引きは定規を用いて明度の異なる色を一定の間隔で並べることで明度差を視覚的に理解できます。
立体構成は、平面ではなく空間を意識することが重要です。与えられたテーマに対して、どのように造形を組み立てていくのか、空間をどのように使うのかが問われます。ここでは、空間把握力を養うためのポイントを紹介します。
ポイント | 説明 |
---|---|
基本の形をマスター | 単純な立体を組み合わせてみる |
さまざまな素材に触れる | 素材の特徴を掴む |
光と影を意識する | 光源を設定して制作する |
これらのポイントを踏まえ、さまざまな角度から観察し、発想力を鍛えることで、空間把握能力を高めていきましょう。
美大受験では、効率的な勉強計画が合格へとつながります。まずは、自分が朝型人間か夜型人間かを把握することから始めましょう。
時間帯 | メリット | デメリット | おすすめの勉強内容 |
---|---|---|---|
朝 | 集中力が高い、頭が冴えている | 周りの音が気になる場合がある | デッサン、学科勉強など |
夜 | アイデアが浮かびやすい、集中しやすい | 生活リズムが乱れやすい | 作品制作、色彩構成など |
どちらにもメリット・デメリットがあるので、重要なのは自分の体質に合ったスケジュールスタイルを見つけることです。もし、どちらのタイプか分からない場合は、朝と夜に勉強してみて、集中しやすい時間帯を見極め、そこに重要な科目を組み込みましょう。
美大受験には実技だけでなく学科試験対策も重要です。部活や学校行事などで忙しい高校生にとって、まとまった学習時間の確保は難しい場合があります。そこで、スキマ時間の有効活用がかぎとなります。
たとえば、以下のようなスキマ時間を活用してみましょう。
スキマ時間 | 例 |
---|---|
通学時間 | 英単語帳を見返す、世界史の年号を覚える |
休み時間 | 授業で分からなかったところを教科書で復習する |
お昼休み | 図書館で静かに読書 |
単語帳や問題集、スマホアプリなどを活用すれば、短い時間でも効率的に学習できます。"塵も積もれば山となる"です。スキマ時間を活用して、合格を目指しましょう。
美大受験予備校では、経験豊富な講師陣による質の高い個別指導を受けられます。生徒一人ひとりの個性を把握し、それぞれの課題や目標に応じたきめ細やかな指導を受けることで、着実に実技レベルを向上できます。
指導内容 | 概要 |
---|---|
学習計画作成 | 入学時に志望大学を調査し、1年間の実技と学科の学習計画を生徒と共有する |
弱点克服 | 個別面談を通して、生徒の弱点や克服すべき課題を明確化し、具体的な対策を指導する |
作品講評 | 定期的にコンクールを行い、これまでの作品と合わせて上達度をチェックする・講師との対話を通して、客観的な自己評価力を養う |
このように、一人ひとりの習熟度や目標に合わせた指導を受けることで、着実に実技レベルを向上させられます。
美大受験では、プロの視点が作品を向上させます。自分では気づかない点を見つけ、完成度を高められます。
メリット | 詳細 |
---|---|
客観的な評価を得られる | 構図や色彩のバランス、技術的な問題点などを指摘され、客観的に作品を見つめ直せる |
効果的な改善策を指導してもらえる | 作品の完成度を高める具体的なアドバイスやテクニックを学ぶ・思いつかなかった表現方法やアイデアを得て、更なるレベルアップを目指せる |
モチベーションの維持 | プロの講師から評価やアドバイスを受け、モチベーションを維持できる・他の生徒の作品も刺激になり、互いに高め合う環境で制作できる |
プロの視点を取り入れることで、技術面だけでなく、感性や表現力も磨かれます。
絵画教室の試験対策講座では、志望校合格に必要な対策を効率的に行えます。大学によって試験内容は異なり、求められるスキルも違います。
試験対策講座では、各大学の試験に精通した講師陣が、合格のためのノウハウを体系的に教えてくれるでしょう。
対策講座の内容例 | 説明 |
---|---|
実技対策 | 志望校の試験科目対策を行う |
作品集・ポートフォリオ作成指導 | 受験時に提出する作品集やポートフォリオの制作を指導する |
模擬試験 | 実際の試験と同じ形式で模擬試験を行い、実力チェックや時間配分などの対策を行う |
過去問解説 | 過去の試験問題を分析し、出題傾向や対策を解説する |
個別指導 | 個別指導で、それぞれの弱点克服や実技レベル向上を目指す |
試験対策講座は、合格に必要な知識・技術を短期間で習得できる有効な手段です。
実技試験対策に注力する受験生が多い中、ポートフォリオは個性を際立たせる強力なツールになります。しかし、単に作品をまとめるだけでは不十分です。ポートフォリオを通して、あなたが「どのような学生なのか」を試験官に理解してもらうことが重要になります。
ポートフォリオで伝えるべきこと | 具体的な内容例 |
---|---|
個性 | 興味関心のある分野、得意な表現方法、制作を通して表現したい世界観など |
思考力 | 作品の制作過程(アイデアをどのように形にしたのか)、試行錯誤の跡、考察などを明確に |
熱意 | なぜその大学・学科を志望するのか、入学後何を学びたいのか、将来の目標は何か |
作品に込めた想い、制作過程、そしてあなた自身の個性や熱意を効果的に伝えることが、周りの受験生と差をつけるポートフォリオ作成の鍵となります。
美大受験は、長い期間にわたる過酷な道のりです。時には、モチベーションが下がり、不安に押しつぶされそうになるでしょう。一人で抱え込まず、家族や先生に相談することも大切です。
相談相手 | メリット | 具体的な相談内容例 |
---|---|---|
家族 | 精神的な支え | 生活リズムの調整、勉強環境の相談、経済的なサポート |
先生 | 専門家の意見 | 実技の添削指導やポートフォリオのアドバイス、精神的なケア・進路相談など |
家族は、あなたのことを誰よりも理解し、支えてくれる存在です。悩みや不安を打ち明けることで気持ちが楽になり、前向きな気持ちを取り戻せるでしょう。
先生は、美大受験のプロフェッショナルです。実技の指導はもちろんのこと、精神的なケアや進路相談にも乗ってくれます。疑問点や不安点は、そのままにせず、積極的に先生に質問しましょう。困ったとき、悩んだときは、周囲のサポートを遠慮なく頼ってください。
天王寺美術学院では、美大受験に必要な実技・学科対策を含めた効率的な勉強法を指導しています。プロの講師が一人ひとりのスケジュールに合わせて最適な学習プランを提案し、合格へ導きます。
高校生に特化したコツを活かし、効率よく勉強を進めたい方は、ぜひ一度体験レッスンに参加して、天王寺美術学院のサポート力を実感してください!
名前 | 天王寺美術学院/礒貝文子絵画教室 |
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住所 | 天王寺美術学院 〒543-0055 大阪府大阪市天王寺区悲田院町8-11 新和興産ビル6F 礒貝文子絵画教室 〒592-0014 大阪府高石市綾園1丁目5−8 |
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